偽装された盗聴器とは、見た目が盗聴器とはわからない盗聴器のことです。
通常の盗聴器は黒いボックス型の見た目をイメージされますが、これでは見た目があからさまに怪しいため、仕掛けるのが難しくなります。
盗聴器を仕掛ける人は素人が多く、取扱の簡単な盗聴器を選ぶ傾向が強いので、扱いが難しい盗聴器が使われるのはその道のプロか盗聴を趣味として行っている者です。
そのため、盗聴を警戒するのであれば、カモフラージュされた盗聴器を使った盗聴ということになります。
偽装盗聴器は、見た目が盗聴器とわからないだけでなく、取扱も簡単で素人でも盗聴に使うことができます。
では、見た目が偽装された盗聴器にはどんな種類があるのか解説したいと思います。
カモフラージュされた盗聴器の種類ですが、本当に様々な物があります。
ここでご紹介する盗聴器以外にも、新しく偽装盗聴器が生まれている可能性もあるので、常に新しい盗聴器の情報を調べておくことは、盗聴を防ぐ上で大変重要です。
偽装盗聴器の定番と言っても過言ではないのが、このコンセットタップ型の偽装盗聴器です。
コンセントタップ型の盗聴器は、コンセントに差し込むだけで使うことができ、見た目はどこにでもあるコンセントタップなので、部屋のコンセントに取り付けられていても目立ちません。
素人にも使いやすい偽装盗聴器なので、もっとも仕掛けられる可能性が高い盗聴器です。
ボールペン型の偽装盗聴器があります。
ボールペン型の偽装盗聴器の見た目は、少し高級そうな見た目をしたボールペンです。
100円ショップなどで売られている透明なプラスチックでは、中身が見えるので盗聴器の偽装には向きませんが、スチール製などのボールペン内部が見えない物が偽装盗聴器になっています。
電卓に偽装された盗聴器で、電卓機能もそのまま使えます。
電卓としてそのまま使えるので、仕事場で使っていた電卓が実は盗聴器だったということもあります。
また、電卓型の盗聴器の電池がなくなれば、盗聴されている人が自分で電池を交換してくれるので、電卓型の盗聴器を仕掛けた犯人がいちいち電池交換のために回収する手間も必要ありません。
時計型の盗聴器は、時計を置く場所が盗聴に適した場所のため盗聴に使われる頻度の高い偽装盗聴器です。
置き時計なら、寝室の目覚まし時計が偽装盗聴器にすり替えられていたり。
掛け時計なら、リビングや会社のオフィスの壁にかけられた時計がすり替えられていたりします。
4つの偽装盗聴器を紹介しましたが、他にもUSB型やACアダプタ型などの偽装盗聴器が確認されています。
これらの偽装盗聴器を使った盗聴を警戒する場合、盗聴器の外見だけで見つけるのではなく、仕掛けられる場所や盗聴器が仕掛けられる状況によって偽装盗聴器を見破ります。
偽装盗聴器の見破り方ですが、いくつかのポイントがあります。
見覚えの無いものが部屋に増えていたり、部屋にあった物がなくなっていた場合、偽装盗聴器が仕掛けられていたり、偽装盗聴器を仕掛けた犯人によって盗聴器が回収されている可能性があります。
また、持ち主がわからない物や会社の備品の数が増えていたりすると、それが盗聴器の可能性があります。
最後に、偽装盗聴器に該当する見た目の物が部屋に置かれていた場合は警戒してください。
ここでご紹介した、偽装盗聴器はネット通販を通して購入が可能です。ということは、ネットでカモフラージュされた盗聴器にどんな見た目の物があるのか調べることもできるということです。
ネットで偽装盗聴器の見た目を調べて身の回りに同じ物が置かれていないか注意してください。